第I章 バイオテクノロジー製品の環境リスク/安全性評価
A. 食品生産におけるバイオテクノロジーの環境への影響
20. この報告書は新規食品および飼料の安全性に関するタスクフォースの報告書[c (2000)86/ADD1]の姉妹編である。上記タスクフォースの報告書はバイオテクノロジーおよびその食品供給へのインパクトについての広範な説明を含んでいるため、総合的な説明のためにはその文書を参照することができる。
21. タスクフォースの報告書が食品の安全性評価をカバーしているのに対し、本報告書はGM食品の生産に関係する環境面を扱っており、0ECDおよび加盟国における1980年代半ば以来の作業に基づいている。これは、1986年に行われた遺伝子操作生物の最初の野外試験と同時期であり、現在までに世界中で何千という試験が行われている。GM作物の最初の商業栽培は1990年代の半ばに行われた。野外試験や商業利用が行われている遺伝子操作生物の殆どは、トウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ、バレイショ、トマトなどの、国際貿易の対象となるコモディティである。また、食品生産に用いられたGM微生物もいくつかある。これらの野外試験や商業利用はOECD加盟国間で一様に起こっていることではないが、多くの政府が、これらの製品を、食品安全に加えて、環境の観点から審査しており、環境リスク/安全性評価に属する経験を蓄積している。