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III 優良開発原則(GDP):作業仮定

 GDPの基礎をなす仮定は、特別に遺伝子的に改変された生物を用いて、低リスクまたは無視できるリスクの小規模[2]フィールド研究を実施できる一般的実験原則のセットを特定できるということである。

最初の作業仮定は生物、研究場所、実験条件に関係する一定の一般的科学的原則は、実験が低リスクまたは無視できるリスクかどうかを決定するうえで、種々の相対的な重要性をもっているということである。
第二の仮定は実験のリスクに関する結論は、温室または試験所の現在存在する入手できるデータをはじめ実験条件下の関連要因およびその相互作用を評価することにより達することができるということである。
第三の仮定はこれらの要因の相互作用は、範囲が制限されていることから大規模な実験の場合よりも小規模フィールド実験において対処することが容易であるということである。それは予期しない潜在的な被害が生じた場合における綿密なモニターを可能にし、一般的に評価および分析を容易にし、効果的な閉じこめ対策を可能にする。

 すべての特別実験の安全性を決定する重要な要因に関して多くの仮定がなされている。

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