副 大 統 領
ワシントン
大 統 領 殿
報告者:副大統領ダン・クエール
件名:バイオテクノロジー連邦政策に関する報告書
大統領競争力諮問会議を代表して、米国バイオテクノロジー連邦政策に関する報告書を提出致すことは私の喜びであります。
米国は、バイオテクノロジー分野において主導的立場にあり、現在、20億ドル産業と伝えられるバイオテクノロジーは、西暦2000年までに500億ドルに達すると予想されます。最も有望な先進技術例としては、従来までは不治の病と考えられていた疾病の治療に用いる新薬並びに遺伝子療法が挙げられます。また、21世紀においてバイオテクノロジーは、より健康な食品、より安全な殺虫剤、付加エネルギー資源、革新的な環境浄化技術の基礎となります。
米国は、このバイオテクノロジー分野での競争力を維持し、さらにそれを向上させるため、一層の努力が必要です。当諮問会議は、健康及び環境を保護しながら科学研究を支援し、不要な規制を撤廃し、企業が、米国並びに世界各国の国民が利用できる新発見を市販できるような体制づくりを目的とした政策を研究課題としています。
このバイオテクノロジー連邦政策に関する報告書では、これらの目標を実現するため早急に実施すべきいくつかの手段について勧告しています。勧告案は、1990年8月に大統領によって承認された規制的監視の原則(Principles of Regulatory Review)に従います。同時に、報告書はバイオテクノロジー政策の改善のため、委員会が更に研究すべき分野を特定しています。
最後にこの報告書作成に協力してくれた競争力諮問会議並びにバイオテクノロジー作業部会のメンバーに感謝の意を表します。