スキャニング


富士フィルム社製スキャナー
FLA-8000の仕様(マイクロアレイ使用時)
  • Cy3, Cy5の2色素に対応したレーザー
  • フォトマル信号をログ変換したのち、16ビットデジタル化 .tif形式と異なり1度のスキャニングで全レンジのシグナルを読みとることができる
  • 5枚オートローディング方式
  • スライドガラス1枚全面が1画像ファイル
  • 画像のピクセルは5-20ミクロン
  • 1ファイル約40MB
  • スキャニング時間5分(1色/スライドガラス)

●FLA-8000でのスキャニング●
FLA-8000(FUJIFILMスキャナー)では、Array Scannerよりもスライドガラスのセッティング操作が簡便である。スライドキャリア(最大スライド5枚セット可能)にスライドガラスを挿入し、スライドキャリアごと本体にセットすればよい。
  1. スキャナー,コンピューターの順に電源を入れて、立ち上げる。
  2. ソフトウェア " Image Reader FLA-8000 v1.0 " を立ち上げ、スキャナーのウォーミングアップを行う。
  3. スキャナーから、スライドガラス用キャリアーを取り出し、取っ手側を下にして置く。
  4. エアダスターなどでスライドガラス上のほこりを取り除く。スライドをキャリアーにセットする際には、スポット面を上にして、バーコード側の端を持って、キャリアーに挿入する。その後、キャリアーをスキャナー内にしっかりとセットし、スキャナーの蓋を閉める。
  5. 波長、スライドガラスの枚数を設定し、Pre-Scanを行う。これによりスキャン位置を設定する。Scanボタンをクリックするとスキャンがスタートする。スキャン終了後、Saveボタンをクリックし、画像データをセーブする。
  6. セーブされた画像は1画像につき、1つのファイルと1つのフォルダが1セットで作られる。このファイルには、Back up情報(或いはSet up情報)が含まれており、ファイル名は"ここで1セットになっているフォルダ名.set"である。一方、フォルダの方には、○○○-○.img、○○○-○.inf、Info.setという3つのファイルが含まれている。なお、○○○-○.imgなどの "-○"の部分には、スキャンに使用したレーザーの波長が表示される。例えば、Cy5の波長でスキャンした場合は○○○-640.imgというようになる。(参考:"Image Reader"の古いversionである"Image Reader MAS-0"のFileプルダウンメニュー中にある "Convert to TIFF" を用いれば、imgファイルをtifファイルに変換することが可能である。)
  7. スキャンが終了したら"Image Reader FLA-8000 v1.0 "を終了し、スキャナーの電源を切る。

キャリア スキャナラック