RNAクオリティーコントロールガイド

ハイブリを希望するサンプルRNAは必ず以下の方法でクオリティーをチェックし、数値データを記入し電気泳動の写真を送付してください。

1. OD230、OD260、OD280を測定し、「OD230/OD260」、「OD260/280」、「RNA濃度」を計算してください。
この結果をサンプルシートの「希釈率」、「OD230」、「OD260」、「OD280」、「OD230/OD260」、「OD260/280」、「RNA濃度」の「t=」、「m=」の欄に数値を記入してください。 t= はトータルRNA用の欄、 m= はmRNA用の欄です。1色法でtotal RNAを使用する場合はm= の欄には記入しなくて結構です。1色法でmRNAを使用する場合と2色法の場合は「t=」も「m=」も全て記入してください。詳しい記入方法については、「システム利用フォーム」内の「(1or2)色用サンプル送付に関するガイドライン」を参照してください。

2.  ハイブリ希望のサンプルRNA種全てについて10μg(完全に電気泳動で確認できる量)のトータルRNAを使用し、1.1%ホルムアルデヒドを含むアガロースゲルで電気泳動を行い写真を撮ってください。
この写真を作成済みの「実験の概要(Abstract)」のプリントアウトの最後の欄に張り付けて郵送してください。この際どのレーンのトータルRNAが、サンプルシートにおけるどの「Tubeラベル」のサンプルRNAかわかるようにはっきりと書き込んでください。10μg以外の量で泳動した際は泳動量がわかるようにご記入ください。

3. 実験の概要、AbstractはRNA調製方法を含めて作製してください